【無料】世界で利用者多数！おすすめのCSSフレームワーク10選

webサイトやウェブアプリ開発の際に、効率的かつ大幅に時間を短縮してくれるものがフレームワークです。

世界では当たり前のように使用されており、今やその種類はかなりの数になってきています。

すーさん

今回はそんなフレームワークの中でも特に使用される機会が多いCSSのフレームワークに焦点を当て、おすすめのものを10個厳選しましたので紹介していきたいと思います。

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そもそもフレームワークとは

まずは「フレームワークって何？」といった方に向けて。

フレームワークとは、ソフトウェアの開発を容易に、そして効率的に行うための一連の規則、ライブラリ、ツールの集合体です。

フレームワークは特定のプログラミング言語に対応して作られ、アプリケーションの基盤や骨組みを提供します。

以下、通常のコーディングとフレームワークを使った比較です。

通常のコーディング

通常のコーディングでは、HTMLにidやclass属性を記載し、cssで装飾します。

フレームワークを使ったコーディング

しかし、フレームワークを使ったコーディングでは、すでに定義されているfw-boldクラスをdivタグ内に挿入することで文字が太くなっており、cssには何も記述していません。(Bootstrap使用)

フレームワークのメリット・デメリット

以下、フレームワークを使用した場合のメリット・デメリットです。

フレームワークを使用した場合のメリット

時間の節約になる

フレームワークはすでに設計と実装がなされたコンポーネントやパターンを利用することができます。

これは特に共通パターン（ナビゲーション、フォーム、ボタンなど）については、時間を大幅に節約することができます。

コードの一貫性が保たれる

フレームワークを使用すると、一貫性のある設計とコーディングスタイルを維持するのが簡単になります。

これは大規模なプロジェクトやチームワークで特に有用です。

クロスブラウザ対応

フレームワークの多くは、異なるブラウザ間での一貫性を保つために、すでにクロスブラザ対応がされている場合が多いです。

レスポンシブデザイン

多くの現代のCSSフレームワーク（例：Bootstrap, Foundation）は、モバイルファーストを採用し、レスポンシブデザインが適用されています。

安全性が高い

信頼性のあるフレームワークは、セキュリティ対策が組み込まれていることが多いため、アプリケーションの安全性が向上します。

メンテナンスとスケーラビリティ

フレームワークを使うと、標準的なコーディング規約と組織化されたコード構造に従うことが求められます。

その結果、メンテナンスが容易になり、スケーラビリティも向上します。

コミュニティサポートが豊富

人気のあるフレームワークは大きな開発者コミュニティを持っており、問題や質問に対する答えを見つけやすくなります。

フレームワークを使用した場合のデメリット

過剰なコード

多くのフレームワークは、さまざまなニーズを満たすために幅広いコンポーネントとスタイルがありますが、これら全てをプロジェクトで使用するわけではないため、不要なコードが組み込まれることがあります。

カスタマイズが制限される

フレームワークは一般的なニーズを満たすように設計されています。

したがって、特定のニーズや要件を満たすためには、フレームワークの制限を超えてカスタマイズする必要があります。

学習コストがかかる場合がある

新しいフレームワークを理解し、効率的に使用するためには時間と労力が必要です。

依存関係

フレームワークに依存すると、そのフレームワークが更新されなくなった場合や、重大なバグが見つかった場合などに問題が生じる可能性があります。

おすすめのCSSフレームワーク10選

それではおすすめのCSSフレームワークをご紹介していきます。

おすすめのCSSフレームワーク10選の比較表

Bootstrap

世界で最も人気があるフレームワークBootstrap(ブートストラップ)。

Twitterのエンジニアによって開発され、その目的は一貫性のあるツールを提供し、Web開発の時間を短縮することでした。

現在では、世界中の開発者に広く使われています。

Webサイトのデザインと開発を助けるオープンソースのフロントエンドフレームワークです。

HTML、CSS、およびJavaScriptを基にした、多くの再利用可能なコンポーネントとテンプレートが含まれています。

Bootstrapの基本情報

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再利用可能なコンポーネント

Bootstrapはボタン、ナビゲーションバー、ドロップダウンメニュー、プログレスバー、フォームなどの再利用可能なコンポーネントを利用できます。

レスポンシブデザイン

Bootstrapはグリッドシステムを使用して、デバイスのサイズに応じてページレイアウトを自動的に調整します。

これにより、デスクトップからモバイルまで、あらゆるデバイスで適切に表示されるWebサイトを作成できます。

カスタマイズ可能

Bootstrapの要素はカスタマイズ可能で、自分のプロジェクトやブランドに合わせてスタイルを調整することができます。

JavaScriptプラグイン

モーダルウィンドウ、スライドショー、タブなどの動的要素を追加するためのJavaScriptプラグインが多数含まれています。

大きなコミュニティ

Bootstrapは大きなユーザーコミュニティを持っており、質問や問題の解決に役立つ資源やサポートが豊富にあります。

URL: Bootstrap

Foundation

Foundationは、プロフェッショナルなデザイナーと開発者向けに作られた高度にカスタマイズ可能な、先進的なフロントエンドフレームワークです。

Bootstrapと同様に、FoundationもHTML、CSS、JavaScriptに基づいていますが、より高度なカスタマイズと制御を可能にしています。

多くの大手企業が使用していることでも有名です。

Foundationの基本情報

高度なカスタマイズ

Foundationは、プロジェクトの特定の要件に合わせて詳細なスタイルと動作を制御することができます。

そのため、特定のブランドガイドラインやデザインテーマに適合するために必要な自由度を提供します。

レスポンシブデザイン

Foundationもまた、グリッドシステムを使用してレスポンシブデザインを容易にします。

異なるデバイスと画面サイズで適切に表示されるウェブサイトを作成できます。

モバイルファーストアプローチ

モバイルファーストの設計原則に基づいており、スモールデバイス（主にスマートフォン）から始まり、大きなデバイス（タブレット、デスクトップ）に向けてスタイルと機能を強化していきます。

アクセシビリティ

Foundationはウェブアクセシビリティを強く重視しています。

フレームワークのコンポーネントは、スクリーンリーダーと他のアシストテクノロジーを使用するユーザーにとってアクセスしやすいように設計されています。

組み込みのツールとコンポーネント

ナビゲーション、フォーム、ボタン、メディアなど、再利用可能なHTMLとCSSコンポーネントの広範なセットが含まれています。

URL: Foundation

Materialize

Materializeは、Googleが提唱するマテリアルデザインのガイドラインに基づいた、レスポンシブなフロントエンドフレームワークです。

HTML、CSS、JavaScriptに基づいており、直感的で統一感のあるユーザーインターフェースを作成するための多数のコンポーネントとツールを提供します。

Materializeの基本情報

マテリアルデザイン

Materialize CSSは、Googleが提唱するマテリアルデザインの原則に基づいています。

これは、ユーザーインターフェースの要素が物理世界の紙とインクに似て動作するというデザイン哲学です。

レスポンシブデザイン

デバイスのサイズに関係なく、すべての画面サイズで適切に表示されるレスポンシブなウェブサイトを作成するためのグリッドシステムを採用しています。

豊富なコンポーネント

ボタン、カード、ナビゲーションバー、モーダルウィンドウなど、さまざまな再利用可能なUIコンポーネントが用意されています。

JavaScriptプラグイン

ドロップダウン、カルーセル、サイドナビなどの動的な要素を追加するためのJavaScriptプラグインを提供しています。

URL: Materialize

Bulma

Bulmaは、モダンなウェブデザインに特化した無料でオープンソースのCSSフレームワークです。

Bulmaは、モバイルファーストの設計に基づいており、Flexbox（CSSのレイアウトモジュールの1つ）を基盤としています。

これにより、より効率的で直感的なレイアウトを作成することが可能です。

BootstrapやFoundationに次いで世界中で人気のあるフレームワークの一つです。

Bulmaの基本情報

簡単な学習曲線

Bulmaは使いやすさを重視して設計されています。

クラス名は直感的で、それぞれのコンポーネントはどのように動作するかを明確に説明しています。

その結果、新しい開発者でも短時間で理解し、使用することができます。

モバイルファースト

スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスに最適化された設計をしています。

これは、デザインが最初に最小の画面サイズ（モバイル）に対して最適化され、次に大きな画面サイズに拡張されるという原則に基づいています。

Flexboxを基にしたグリッドシステム

Flexboxに基づいているため、縦方向の中央揃えや均等な幅の列など、Flexboxの強力なレイアウトオプションを利用することができます。

再利用可能なコンポーネント

ナビゲーションバー、カード、フォーム、モーダルなどの再利用可能なコンポーネントが豊富に用意されています。

100%ピュアCSS

BulmaはJavaScriptを必要としません。

そのため、プロジェクトに応じて自由にJavaScriptライブラリやフレームワークを選択できます。

カスタマイズ性

BulmaはSass（CSSのプリプロセッサ）を使っています。

これにより、変数を変更するだけで簡単にテーマをカスタマイズすることが可能です。

Sassに関してはSCSSとは？独特の文法とそのメリット・デメリットを徹底解説で詳しく解説しているので、興味ある方はぜひチェックしてみてください。

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URL: Bulma

Semantic UI

Semantic UIは、ユーザーフレンドリーなウェブサイトを効率的に構築するための開発フレームワークです。

HTML、CSS、JavaScriptに基づいており、開発者が人間の友好的なHTMLを書くのを助け、直感的で読みやすいレイアウトを提供します。

React.jsなどのjavascriptのフレームワークとも非常に相性がいいフレームワークです。

Semantic UIの基本情報

意味論的（Semantic）

その名の通り、Semantic UIは「意味」を重視します。

HTMLクラス名が、その要素が何を意味し、何をするのかを直感的に理解できるように選ばれています。

例えば、”.ui red button”というクラス名は、赤いボタンという意味を明確に伝えます。

直感的

要素と構造が人間の日常的な語彙と一致するように設計されています。

これにより、開発者はコードを理解しやすく、また新しい開発者が既存のコードベースを迅速に学ぶことが可能です。

統合しているアニメーションライブラリが豊富

JavaScriptライブラリ（jQueryなど）との緊密な統合を提供し、豊富なアニメーション機能を備えています。

カスタマイズ可能

サイトのテーマを変更したり、特定のコンポーネントのスタイルを調整したりするための詳細なオプションがあります。

大量のコンポーネント

ボタン、カード、ラベル、フォームなど、50以上のUIコンポーネントが用意されています。

これにより、開発者は時間を節約し、より迅速に開発することが可能です。

URL: Semantic UI

UIKIT

UIkitは、開発者が効率的にモダンなウェブインターフェースを作成するための軽量でモジュラーなフロントエンドフレームワークです。

HTML、CSS、JavaScriptに基づいており、レスポンシブなデザインとモバイルファーストのアプローチをサポートしています。

UIkitの基本情報

モジュラー

UIkitは、独立したコンポーネントによって構成されており、これらは個別に利用することも、一緒に組み合わせることもできます。

これにより、必要な部分だけを読み込むことが可能となり、パフォーマンスが向上します。

カスタマイズ可能

LESSとSassの両方をサポートしており、それぞれのプロジェクトに合わせて容易にカスタマイズすることができます。

レスポンシブ

全てのデバイスサイズに適応するレスポンシブなコンポーネントとレイアウトを提供しています。

豊富なコンポーネント

ナビゲーション、パネル、ボタン、グリッドなど、多くの再利用可能なコンポーネントを備えています。

これにより、開発者は一からコードを書く必要なく、素早く美しいUIを作成することができます。

アニメーションとエフェクト

CSSアニメーションとトランジションに対応した多数のコンポーネントを提供しており、これにより動的で魅力的なユーザーインターフェースを作成することができます。

URL: UIKIT

Tailwind CSS

Tailwind CSSは、高度にカスタマイズ可能なユーティリティ（機能）ファーストのCSSフレームワークで、開発者が既存のコンポーネントの束縛から解放され、独自のカスタムデザインを迅速に構築することを可能にします。

Tailwind CSSの基本情報

ユーティリティファースト

Tailwind CSSは、小さな単位（ユーティリティ）を組み合わせてUIを作成することができます。

これにより、大量の既製コンポーネントを避け、完全に独自のデザインを作成することができます。

高度にカスタマイズ可能

プロジェクトのニーズに合わせて設定を簡単に変更することができます。

色、間隔、フォントサイズ、シャドウなど、全ての設定は変更可能です。

レスポンシブデザイン

モバイルファーストのアプローチを採用しており、デバイスの種類やサイズに関わらず一貫したデザインを提供します。

モダンなフロントエンドテクノロジーとの親和性

React、Vue.js、Angularなどの現代的なフレームワークとの組み合わせにも適しています。

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【JavaScriptフレームワーク】React.jsとVue.jsの違いを徹底比較

パフォーマンス

Tailwind CSSはパーサイトパフォーマンスに優れており、使用されないスタイルを自動的に削除するPurgeCSSと組み合わせることで、最小限のCSSのみを提供することができます。

URL: Tailwind CSS

Milligram

Milligramは、ウェブサイトやアプリケーションの初期設定に重点を置いた、非常に軽量なCSSフレームワークです。

そのサイズはわずか2KBと非常に小さく、パフォーマンスへの影響を最小限に抑えつつ、開発のスピードを上げることを目指しています。

Milligramの基本情報

軽量

Milligramはそのサイズ（gzippedでわずか2KB）で有名で、これによりウェブサイトのパフォーマンスにほとんど影響を及ぼさないフレームワークとなっています。

モバイルファースト

モバイルファーストの設計原則に基づいており、これによりすべてのデバイスで一貫した体験を提供しています。

フレキシブルなグリッドシステム

フレキシブルなグリッドシステムを採用しており、それによってレスポンシブなレイアウトを簡単に作成することができます。

スタイルの初期設定

基本的なHTML要素のスタイリングに焦点を当てています。

これにより、開発者はプロジェクトを素早く始めることができます。

CSSフレームワークとの互換性

他のCSSフレームワークとも組み合わせて使用することができます。

これにより、特定のニーズに対応した柔軟な開発が可能となります。

カスタマイズ

Sassを使用して作られており、開発者は簡単にカスタムスタイルを作成することができます。

URL: Milligram

Pure.css

Pure.cssは、Yahoo!によって開発された軽量でレスポンシブなCSSフレームワークです。

その設計の主な目的は、可能な限り最小限のスタイルを提供し、開発者がカスタムデザインとレイアウトを容易に構築できるようにすることです。

Pure.cssの基本情報

軽量

Pure.cssは非常に小さいサイズ（gzippedで約3.8KB）を誇り、それによりウェブサイトのロード時間を最小限に抑えることができます。

モジュラー

ボタン、フォーム、テーブル、メニュー、グリッドなど、各種のモジュールから構成されています。

これにより、開発者は必要なモジュールのみをインクルードして使用することができます。

レスポンシブデザイン

レスポンシブなウェブデザインの実装がしやすく設計されています。

そのグリッドシステムを使用すれば、さまざまなデバイスサイズに対応したレイアウトを簡単に作成できます。

正規化

すべてのブラウザで一貫したスタイリングを提供するために、Normalize.cssに基づいています。

カスタマイズ可能

開発者が自身のプロジェクトに合わせて独自のスタイルを容易に追加できるように、最小限のスタイルしか提供していません。

オープンソース

無料で利用でき、そのソースコードはGitHub上で公開されています。

URL: Pure.css

Cardinal

Cardinalは、CSS設計を扱う上でのベストプラクティスやパフォーマンスに重点を置いた、モバイルファーストのCSSフレームワークです。

設計に焦点を当てるよりもむしろ、最適化されたパフォーマンスや再利用可能性に焦点を当てています。

Cardinalの基本情報

モバイルファースト設計

モバイルデバイスでの使用を最優先に考えて設計されています。

このアプローチは、最初にモバイルビューを作成し、それを基にタブレットやデスクトップビューに拡張していく方法です。

パフォーマンス重視

ウェブページのパフォーマンスを最適化することに重きを置いています。

それは、ファイルサイズの削減、ロード時間の短縮、レンダリング速度の向上などにつながります。

再利用可能なクラス

再利用可能なクラスを提供しています。

これにより、一度書いたCSSを他のプロジェクトでも再利用することができます。

URL: Cardinal

まとめ

いかがだったでしょうか。

世界中にはこれ以外にもたくさんcssのフレームワークがありますが、今回はその中でも特に人気があったり、使いやすいものを10個選んでみました。

日本語対応があまり無いのがネックですが、基本的にフレームワークを使いこなすことができる方にとっては問題なく使えるはずです。

ぜひ一度この10個の中からどれか一つでも試してみてはいかがでしょうか。

すーさん

webデザイナー/webエンジニア

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30代web業界未経験 →オーストラリアにIT留学 →現地インターンを1年半経験 →フリーランスwebデザイナー・エンジニアとして活動 →月収80万円達成！